帯締めの結び方でおしゃれ度がアップ!どのように結ぶのがおすすめ?
帯の真ん中に取り付ける帯締めは、飾り紐として振袖に華やかな印象を与えることができるアイテムです。その役割は飾りだけではなく着崩れを防止することもでき、非常に重要な存在となっています。
今回は成人式で着る晴れ着の帯締めについて説明していきます。
・帯締めの選び方
・帯締めの結び方
・帯締めのアレンジ方法
についてご紹介していくので、成人式を華やかに着飾りたい方は、ぜひ参考にしてください。
成人式で使う帯締めの選び方
振袖選びでは帯締めのチョイスも見た目に大きな違いを生みだします。帯締めの選び方としては種類や振袖の柄に合ったものから選ぶ方法があります。
帯締めには3種類ある
まずは、帯締めの種類について把握していきましょう。帯締めは全部で3種類あります。
・平打ち
最も多く出回っている帯締めで、名前の通り平らになるように紐が組まれているタイプです。結びやすく締まりが良い点が特徴的です。
・丸打ち
紐の部分が丸みを帯びており、華やかかつ可愛らしいデザインが多いことがポイントです。結んだ際の形が整いやすいことから、初心者でも扱いやすいと人気です。
・角打ち
紐が四角い形で組んである帯締めです。こちらは普段着用としての着物に合わせることが多くなっていますが、振袖でもシックで落ち着いた印象を出したい時には角打ちの帯締めを選んでみましょう。
ただし、四角いが故に結びにくいことが挙げられます。
これら3種類があり、紐の組まれ方によって見た目の印象が違うのです。
柄が大きい振袖にはシンプルな帯締めがおすすめ
柄が大きめの振袖をチョイスした場合はシンプルなデザインの帯締めが合います。振袖と帯締めがどちらも派手であるとバランスが悪くなりがちです。
古風な雰囲気が出るというよりもとにかく派手に仕上がってしまうため、柄が大きめの場合には単色であるシンプルなものを選んでみましょう。そうすることで全体的にまとまり、引き締まった印象に見せてくれます。
シンプルな振袖には華やかな帯締めを選ぶのがポイント
反対に振袖の柄がシンプルな場合には、華やかな帯締めをチョイスしてみましょう。振袖も帯締めもシンプルなものにしてしまうと、せっかくの晴れ着姿が印象に残らないものになってしまいます。ワンポイントとして引き立つ色を選択することで素敵な印象の振袖となるでしょう。
飾りがついた帯締めも振袖には似合う
振袖では飾りのついた帯締めも似合うようになっています。色だけではなく、飾りにこだわることで全体の印象を変えられるのです。
また、飾りだけではなくグラデーション加工や金糸入りなど様々なものがあるので、ぜひ素敵な見た目になるよう選んでみてください。
基本的な帯締めの結び方
続いては帯締めの基本的な結び方についてご紹介していきましょう。
本結びの手順
まずは腰に当てるように帯締めを帯に当てていきます。左右の長さが均等になるように調節したら、お腹の中央で紐を結んでいきます。結ぶ際は自分から見て左側の紐を上に重ねて交差させていきましょう。
続いて上に重ねた帯締めを下から上へと通して結び、結び目はしっかりと指で押さえます。
この時に右側に来た紐で輪を作り、もう片方の紐の方に引き寄せます。最初に当てた中央に位置する紐と交差したら、交差している部分を抑えて、左側に来ていた紐で先ほど引き寄せた紐を下から折り曲げて、輪の中に通していきます。輪の中へとくぐらせたら左手で帯締めをグッと引き締めるだけです。
最後に結び目から出ている紐や房を正面から1本に重なっているように見させるために、帯締めに挟み込んでいきます。成人式は喜びのイベントになるので、左右の房が上に向くように挟んでいきましょう。
この手順で基本的な帯締めができます。
帯留めがある場合は?
帯留めを使う場合には、先ほどの手順で結んだ後、結び目を後ろに回してお太鼓の中に隠れるようにしていきましょう。帯留めが手前に来るようにして挙げることで、帯留めを使った個性的な印象を作り出してくれます。
帯締めはアレンジ次第でとてもおしゃれに!
最後に帯締めのアレンジについてご紹介していきましょう。アレンジ次第で印象をガラリと変えられます。
華やかな印象になる桜結び
振袖には華やかな印象が欲しいと考える人は多いです。そんな時には桜結びがおすすめです。
華やかな印象となり、2本2色の帯締めを使用したり、ねじったり、さらには端っこで結び目を作ってアレンジするなど、桜結びのバリエーションは様々です。思い思いのアレンジで個性的な印象を残せるでしょう。
綺麗に着こなしたい人におすすめの藤結び
大人っぽく綺麗な着こなしを重視する方には藤結びがおすすめです。藤結びは比較的シンプルで見た目は編み込んであるような形になっています。基本的な結び方に少しこだわりを持たせたい人には最適な結び方です。
成人式にもおすすめのリボン風帯締め
現代風のアレンジを取り入れるのであればリボン風帯締めも良いでしょう。古風な晴れ着姿の中に可愛らしいワンポイントを入れられるため、おしゃれ度が一気に高まります。リボン結びは取れやすいので、平打ちや丸打ちでやるのがポイントです。
とてもかわいらしい印象になるハートの変わり結び
帯締めではハート型にすることもできてしまいます。基本の結び方をして余った紐や房でハートを作るのですが、輪を2つ作るだけでハート型ができるので意外と簡単です。キュートなワンポイントで、女性らしい振袖姿を演出してみてはいかがでしょうか?
帯締めの種類や結び方まとめ
ここまで、帯締めの種類から基本的な締め方、そして色々なアレンジ方法など、帯締めに関するたくさんのことをご紹介してきました。帯締め1つにこだわるだけでも印象は大きく変わってきます。帯締めの色や飾りは、振袖の柄によって似合う、似合わないも出てくるので、真剣に選んでみましょう。
ジョイフル恵利でも振袖選びのお手伝いをいたしますので、せっかくの晴れ舞台となる成人式を心に残せるよう、帯締めにもこだわって素敵な振袖姿で本番当日を迎えましょう。